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【一般職】園田 麻由子
2006年4月 大分支店入行 発券課
2009年11月 大分支店総務課
2013年4月 大分支店業務課
2020年1月 大分支店発券課
私と日本銀行
私は住居デザイン学を学ぶために県外の短期大学へ進学しました。在学中に地元の魅力を再認識し、地元の大分県で地域に貢献できる仕事に就きたいと考え、地域の生活を縁の下から支える日本銀行に興味を持ち、本行を志望しました。
入行後は最初に発券課に配属となりました。発券課は、日本銀行券(お札)を発行する「発券銀行」としての役割や、お札や硬貨の偽造がないか、再流通に適するものかのチェック(これを「鑑査」といいます)、傷んだ現金の引換などを行う部署です。そこでは、先輩や上司からの手厚いサポートのもと、傷んだお金の引換えや、金融機関との現金の受払などの業務を担当しました。こうした中央銀行業務の公共性や重要性を日々感じながら、現金を取扱う仕事への緊張感を持って業務に取組みました。特に、火事や災害によって傷んでしまった現金の引換を行い、お客様から感謝の言葉をいただいた際には、自身の仕事を誇りに思うと同時に、大きなやりがいを感じました。
その後は各課への異動も経験し、4年目には総務課に異動となり、支店長の秘書や支店ホームページのリニューアルを担当したほか、一般のお客様を対象にした店内見学等を行う広報事務にも携わりました。また、8年目には業務課に異動となり、金融機関の当座預金管理や、日本銀行と金融機関の資金決済を行う預金為替業務を担当し、「銀行の銀行」としての業務に携わりました。このように、発券課、総務課、業務課でそれぞれ異なる分野の仕事に携わる中で、本行の業務の多様さを感じるとともに、全ての仕事がその地域にとって必要な重要な仕事であることを実感しました。
現在は10年ぶりに発券課へ配属となり、入行当時に学んだ事務知識に加え、総務課や業務課で得たスキルを活かして仕事を進めています。また、2024年は20年ぶりの銀行券の改刷という大イベントがありました。国民の皆さんが待ちに待っていた新たな銀行券を発行するという非常に責任の重い仕事ではありましたが、日本銀行の信頼を裏切ることが無いようにしっかりと準備を行い、大きな混乱なく改刷を終えることができたことは、日本銀行員として誇りに思います。
仕事と家庭の両立
私は入行8年目の時に育児休業を取得し、仕事への復帰後は育児時短制度を利用しました。第1子の時には、初めての育児と仕事の両立ということもあり大変な時期もありましたが、短時間勤務の中で、大きな仕事を頑張ってやり終えた時の達成感や、上司や同僚からの温かい労いの言葉が、いつも私の「やる気スイッチ」を押してくれました。現在は、小学生と保育園児の3人の子育てをしており、日々、仕事と育児の両立に奮闘しています。子どもたちは、学校行事等のスケジュールもバラバラですが、理解のある同僚に恵まれ、お休みをいただいて積極的に子どもの行事に参加することができています。そのおかげで仕事と育児を両立することができ、育児が充実しているので仕事が頑張れる、仕事が充実しているので育児が頑張れるといった好循環が生まれていると思います。これまでは周囲の同僚からたくさんのサポートを受けてきたので、これからは、私が周囲や後輩たちをしっかりとサポートしていきたいと思っています。
変わらない想い
現在は入行してから19年が経ちました。この間、たくさん失敗もありましたが、周囲の仲間に支えられて、ここまでやってくることができたと思っています。今後は自分のスキルを伸ばすことはもちろんですが、私自身が周囲を支えられる人間になりたいと思っています。これまで私の「やる気スイッチ」を押してくれた先輩や同僚のように、これからは私が同僚の「やる気スイッチ」を押せる人間になりたいと思います。
これまで先輩方が築き上げてきた国民の皆さまからの日本銀行の信頼を守りつつ、変化の激しい現代社会に柔軟に対応していきながら、これからも初心を忘れることなく日々の業務に取組んでいきたいと考えています。そして、入行当時の想いと変わらず、これからも地域の生活を縁の下から支える日本銀行員でありたいと思います。
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