「ISOパネル(第7回):生体認証技術の金融サービスへの活用 ―新しい国際標準ISO 19092の概要と活用可能性―」の聴講者募集
2023年2月3日
日本銀行決済機構局
日本銀行決済機構局は、経済産業省日本産業標準調査会(JISC)の委託のもと、国際標準化機構(ISO)の金融サービス専門委員会(ISO/TC 68)の国内委員会事務局を担っています。その活動内容を金融サービスに関わる皆さまに広く知っていただくことを目的に、最近のトピックに関するパネルディスカッション「ISOパネル」を開催しております。
2022年9月開催の「ISOパネル」第6回では、モバイル金融サービスにおける顧客識別のガイドライン(ISO 5158)の概要とモバイル機器を用いたオンラインによる本人確認を行う技術(eKYC)を紹介しました。「ISOパネル」第7回目では、eKYCにとって重要な技術である生体認証技術を金融サービスで利用する場合のセキュリティ枠組みを定める国際規格(Financial services — Biometrics — Security framework、ISO 19092)をテーマに取り上げます。金融サービスのセキュリティを検討するISO/TC 68/SC 2分科委員会の作業グループ(WG 13)は、情報技術の進展等を捉え、2019年に改訂作業を開始し、特にリテール決済に焦点を当てた生体認証システムのモデルやそのセキュリティ要件を含んだ内容に刷新しました。改訂版はまもなくISO 19092の2023年版として発行される予定です。
今回のパネルディスカッションでは、こうしたタイミングを捉えて、ISO 19092規格の概要や、ISO 19092に関連して生体認証を使ったセキュリティの業界標準規格であるFIDO規格の概要をプレゼンテーション形式で紹介いたします。さらに、生体認証技術を事業としている各社のパネリストから生体認証技術の金融サービスへの活用事例や今後の生体認証技術の金融サービスへの活用の展望や国際標準との関連を紹介し、議論も交えながら理解を深めたいと考えています。
金融サービスへの生体認証技術の活用についてご興味のある方など、聴講をご希望される方は、下記の要領に沿ってお気軽にご応募ください。
1.日時およびプログラム
日時
2023年3月6日(月)13:30-15:00
プログラム
プレゼンテーション「金融サービスにおける生体認証技術の国際標準ISO 19092の概要」(仮)
新しいISO 19092の概要と本規格に関連する各種生体認証の規格を概説します。
日本銀行決済機構局テクニカルアドバイザー/ISO/TC 68/SC 2/WG 13 エキスパートISO/IEC JTC 1/SC 37/WG 4およびWG 6国内小委員会主査 山田 朝彦
プレゼンテーション「FIDO認証とスマートフォンにおける生体認証技術」(仮)
FIDO認証の実用化を通じて、現在広く使われているスマートフォンの生体認証について概説します。
株式会社NTTドコモ チーフセキュリティアーキテクト 経営企画部 セキュリティイノベーション統括/FIDOアライアンス 執行評議会メンバー・ボードメンバー・ FIDO Japan WG座長 森山 光一 氏
パネルディスカッション「生体認証技術の金融サービスへの活用、今後の進展と国際標準」(仮)
パネリストから「生体認証技術の金融サービスへの活用事例」や「今後の生体認証技術の金融サービスへの活用の展望と国際標準の活用」を紹介しつつ議論も交えながら理解を深めたいと考えています。
パネリスト
- 株式会社日立製作所 金融第二システム事業部 金融デジタルイノベーション本部 第三部 部長 池田 憲人 氏
- 日本電気株式会社 社会基盤ビジネスユニット 主席サイエンティスト/ISO/IEC JTC 1/SC 37(生体認証)国内委員会委員長 坂本 静生 氏
- 株式会社NTTドコモ チーフセキュリティアーキテクト 経営企画部 セキュリティイノベーション統括/FIDOアライアンス 執行評議会メンバー・ボードメンバー・ FIDO Japan WG座長 森山 光一 氏
- 富士通株式会社 コンバージングテクノロジー研究所 プロジェクトディレクター/ISO/IEC JTC 1/SC 37/WG 1およびWG 5国内小委員会主査 山田 茂史 氏
モデレータ
ISO/TC 68国内委員会事務局長(日本銀行決済機構局企画役) 橋本 崇
2.想定される聴講者
金融サービスに関わる企業やそれを利用する企業等(金融業界、産業界、研究機関、学識経験者、中央省庁等)に所属しておられる方を主な対象としております。
3.開催方法
本イベントはCisco Webexを利用した完全オンライン開催となります。
4.申し込み方法
申し込み締切は、2月27日(月)です。
2月27日(月)をもって応募は終了いたしました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
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オンライン聴講の具体的な手順は、お申し込みいただいたメールアドレスへ開催前日までにご連絡します。なお、聴講お申し込み後のキャンセル手続きは不要ですので、お気軽にお申し込みください。
5.照会先
決済機構局
Tel : 03-3277-1483
E-mail : iso-tc68@boj.or.jp