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金融システムの分析における高粒度データの利活用

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2026年3月6日

金融機構局 大石洋*、眞壁祥史、長田充弘
*現・総務人事局

要旨

本稿では、高粒度な金融当局データの代表例である「金融機関の貸出明細データ」について、その特徴を整理しつつ、金融システムの分析における最近の活用事例を紹介する。取引単位の詳細な情報等に基づく高粒度データは、従来の集計データのみでは確認が困難であったファクトを整理することを可能とし、金融システムに内在するリスクやその変化の兆候を捉える上で有効なツールとなる。今後も、金融システムの安定性評価や金融機関のリスク管理の高度化に資するよう、高粒度データを用いた分析技術の向上に取り組んでいくことが重要である。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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