このページの本文へ移動

企業物価指数におけるヘドニック法を用いた品質調整の適用拡大と見直しについて

2026年6月3日

調査統計局 藤井健太朗*、廣田美日向**、山内悠理子、増島綾子、源間康史
*現・函館支店
**現・仙台支店

要旨

企業物価指数(CGPI)では「ヘドニック法」による品質調整を実施している。この手法は商品の品質と価格の関係を統計的に推定する客観性が高い手法であるほか、多岐に及ぶ品質変化にも対応できる点に強みがあり、乗用車など5品目に適用している。今般、CGPI2025年基準改定に併せて、次のとおりヘドニック法の適用商品の拡大および適用方法の見直しを検討する。(1)製品サイクルが速く、価格のトレンドを捕捉しづらいマイクロプロセッサ(MPU)に時間ダミー変数を用いたヘドニック法を新たに適用する、(2)乗用車について自動運転の先進技術の搭載有無を勘案したヘドニック法を適用する、(3)レンズ交換型カメラについてレンズの性能差を詳しく評価するためにカメラ本体とレンズそれぞれ別々にヘドニック法を適用する。これらの取り組みにより、CGPIにおける品質調整の精度改善が期待できる。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問等に関しましては、日本銀行調査統計局物価統計課(代表03-3279-1111)までお知らせ下さい。