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日本銀行が参加するアジアの国際会議の発展と深化

2026年6月29日

国際局 片岡雅彦*
*現・企画局

要旨

アジアでは、各国・地域の経済発展に伴い、わが国との経済・金融面の結びつきが強まっている。こうした中、わが国にとって、地域の情勢をきめ細かく把握し金融安定に向けた協力を進めることの重要性も高まっている。日本銀行が参加する主要な地域会合であるEMEAPとASEAN+3は、それぞれ異なる役割を果たしてきた。EMEAPでは、中央銀行間の信頼関係を基礎に、地域に共通する課題について率直な意見交換が行われている。一方、ASEAN+3では、アジア通貨危機の経験を踏まえ、地域金融セーフティネットや現地通貨建て債券市場の整備等、具体的な取り組みが進められてきた。足もとでは、外部環境の複雑化を受けて両会合の重要性は一段と増している。こうした会合への主体的な関与を続けるとともに、アジアの経済構造の変化を踏まえ、域内の中央銀行との連携を一層深めていくことが求められる。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問等に関しましては、日本銀行国際局(代表03-3279-1111)までお知らせ下さい。