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2020年の国際収支統計および本邦対外資産負債残高

2021年7月8日
日本銀行国際局

要旨

経常収支は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が広範にみられたが、全体としては、旅行収支の黒字縮小を主因にサービス収支の赤字が拡大したことなどから、黒字が縮小した。第一次所得収支も、証券投資収益の黒字縮小を主因に、黒字が縮小した。この間、貿易収支は、海外経済が落ち込むもとで、輸出が減少したものの、輸入がより大きく減少したことから、黒字が拡大した。

金融収支は、直接投資を主因に純資産増加幅が縮小した。

対外純資産残高は、概ね前年並みの水準となった。

補論目次

補論1
新型コロナウイルス感染症拡大の影響―貿易・輸送収支―
補論2
貿易収支の内訳
補論3
目的別直接投資の動向
補論4
直接投資収益の動向と見方
補論5
IMF国際収支マニュアル改訂に向けた動き
補論6
対外資産負債残高増減要因を巡る議論とわが国における課題

日本銀行から

本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合は、予め日本銀行国際局までご相談ください。転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。

照会先

国際局国際収支課国際収支統計グループ

E-mail : boj-bop@boj.or.jp