このページの本文へ移動

質問金融システムの安定(信用秩序の維持)が日本銀行の目的の1つに挙げられているのはなぜですか?

教えて!にちぎん

回答

「信用秩序の維持に資すること」(日本銀行法第1条)、すなわち、金融システムの安定に貢献することは、物価の安定を図ることと並ぶ日本銀行の目的の1つです。

これは、日本銀行が、(1)銀行の銀行として金融機関の間の資金決済サービスを提供し、わが国の資金決済の中核に位置していること、(2)わが国において強制通用力のある通貨の発行者として、銀行券や日本銀行当座預金という支払完了性(ファイナリティ)のある決済手段や、最後の貸し手として一時的な資金の貸付を行う等、金融システムの安定を図るために不可欠な機能を有していることによるものです。

また、日本銀行が、物価の安定を通じて、わが国経済の健全な発展に貢献していくうえで、経済活動の動脈ともいうべき金融システムの安定は大前提となっています。

「教えて!にちぎん」の中の関連質問

参考