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国庫金に関する業務

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日本銀行は、「政府の銀行」として国と個人や企業との間で生じるお金のやり取りに関する業務を行っており、国の資金を政府預金として預かっています。こうした国の資金は国庫金と呼ばれており、その多くを占めるのは税金や年金、つまりは、国民の皆さんの暮らしと密接に関わるお金です。

こうした国庫金には、国民から国への資金として受入れるもの(税金や保険料など)、国から国民への資金として支払われるもの(年金や公共事業費など)がありますが、こうした国庫金の受払いを政府預金として集計・記録しています。

また、国民から国が受入れた有価証券(納税の際に金銭に代わって納める証券、選挙の際に供託する証券など)の受払い・保管も行っています。

国民の皆さんの利便性を高めるため、国庫金の受払いは全国各地の金融機関で行うことができ、これによりその大半は、こうした金融機関を通じて行われています。

日本銀行では、国庫金にかかる社会全体の効率性の向上を目的に、国庫金事務のデジタル化を進めています。

  • 国と国民とのお金のやりとりを示すイメージ図。国民から国に税金などを受け入れる場合、国民は税金などの納付書が国から送られてくると、金融機関の口座を通じて日本銀行に税金などを支払う。支払われた税金などは、日本銀行にある政府の預金口座へと届けられる。一方、国から国民に年金などを支払う場合、国から国民に対して年金などの振込通知が送られると、日本銀行にある政府の預金口座から、金融機関の口座を通じて国民に年金などが届けられる。日本銀行では、こうした国と国民とのお金のやりとりを集計し、記録している。