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質問気候変動対応オペとは何ですか?

教えて!にちぎん

回答

日本銀行は、気候変動関連分野での民間金融機関の多様な取り組みを支援するため、金融機関が自らの判断に基づき取り組む気候変動対応投融資をバックファイナンスする気候変動対応オペを、時限措置として導入しています(2021年<令和3年>9月導入)。

気候変動問題は、中長期的に、経済・物価・金融情勢にきわめて大きな影響を及ぼしうるものであり、日本銀行としては、中央銀行の立場から民間における気候変動への対応を支援していくことは、長い目でみたマクロ経済の安定に資するものと考えています。その際、金融政策面での対応に当たっては、市場中立性に配慮しながら行うことが重要です。

こうした観点から、気候変動対応オペは、以下のような仕組みとしています。

気候変動対応オペは、気候変動対応に資するための取り組みについて、一定の開示を行っている金融機関を対象に、その取り組みの一環として実施する、わが国の気候変動対応に資する投融資について、バックファイナンスを行います。バックファイナンスの対象となる投融資については、日本銀行が大まかな類型を示したうえで、具体的判断を金融機関に委ねつつ、一定の開示を求めることで規律付けを図っています。

また、気候変動対応オペの貸付期間は1年間ですが、一定の要件のもと、実施期限(2030年度<令和12年度>)まで借り換えを可能としており、長期に亘って取り組みを支援する枠組みとしています。

関連ページ

気候変動対応オペに関する詳細については、「気候変動対応を支援するための資金供給オペ」のページをご覧ください。