金融安定理事会による「余剰TLACの利用-危機管理グループのための考慮事項」の公表について
2023年8月1日
日本銀行
金融安定理事会(FSB)は、7月27日、「余剰TLACの利用-危機管理グループのための考慮事項」(原題:Deployment of Unallocated Total Loss-Absorbing Capacity (uTLAC) Considerations for Crisis Management Groups (CMGs))を公表しました。
FSBが2015年に公表した総損失吸収力(Total Loss-Absorbing Capacity (TLAC))に関する合意文書<金融庁ウェブサイトにリンク>に規定されるタームシート等は、グローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)に対し、TLACの余剰分が、必要に応じて子会社の資本再構築のために容易に利用できることを求める旨を定めています。本文書は、こうした余剰TLAC(unallocated TLAC)の利用に関するホーム・ホスト当局間の議論を支援する観点から、危機管理グループ(CMG)において本論点を議論する際の考慮事項を整理したものです。
なお、本文書は、G-SIBsに対する何らかのガイダンスではなく、また、FSBがこれまでに公表したTLACに関する文書を上書きするものでもありません。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
- 公表ページ(原文)<金融安定理事会ウェブサイトにリンク>
- 「余剰TLACの利用-危機管理グループのための考慮事項」(原文 [PDF])<金融安定理事会ウェブサイトにリンク>
関連サイト : 金融安定理事会ウェブサイト(外部サイトへのリンク)