「ISOパネル(第4回):デジタルトークン識別子(DTI: ISO 24165)が持つ可能性」の聴講者募集
2021年10月1日
日本銀行決済機構局
日本銀行決済機構局は、経済産業省日本産業標準調査会(JISC)の委託のもと、国際標準化機構(ISO)の金融サービス専門委員会(ISO/TC 68)の国内委員会事務局を担っています。その活動内容を金融サービスに関わる皆さまに広く知っていただくことを目的に、最近のトピックに関するパネルディスカッション「ISOパネル」を開催いたします。
「ISOパネル」第4回目は、新たな国際規格であるデジタルトークン識別子(DTI: Digital Token Identifier、ISO 24165)をテーマに取り上げます。暗号資産やSTO(Security Token Offering)によるトークン取引等、ブロックチェーン技術を基盤とするデジタルトークンを用いた金融取引がFinTech企業を中心に活発化しています。大手金融機関でもセキュリティトークン取引の可能性を研究するなど、各種の取り組み事例が重ねられてきています。
こうした事例が積み重なり市場が拡大するなか、市場の健全化を図るための第三者によるトークンの正当性確認や、セカンダリーマーケットでのトークン取引の円滑化等の観点から、デジタルトークン識別子の普及を求める声が高まっています。このため、金融サービスの参照データを検討するISO/TC 68/SC 8分科委員会では作業グループを設置し、トークン取引への活用を想定したISO 24165(デジタルトークン識別子<DTI>)の開発作業が進められてきました。そして本年9月、登録と割当方法を記したISO 24165パート1(外部サイトへのリンク)、および、登録されるデータ要素を記したISO 24165パート2(外部サイトへのリンク)が国際規格として発行されました。
今回のパネルディスカッションでは、こうしたタイミングを捉えて、(1)DTIの国際規格であるISO 24165の概要を国内関係者に向けて情報発信するとともに、(2)デジタルトークン識別子が果たし得る役割や今後の可能性についてパネリストの皆さまと議論を行い、理解を深めたいと考えています。
デジタルトークンや国際規格についてご興味のある方など、聴講を希望される方は、下記の要領に沿ってお気軽にご応募ください。
1.日時およびプログラム
日時
11月17日(水) 14:00-15:30(予定)
プログラム
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- プレゼンテーション:
「ISO 24165 デジタルトークン識別子(DTI)および関連規格の概要」(仮題) - 本年9月に発行されたISO 24165(デジタルトークン識別子<DTI>)の概要を、本年2月に発行されたISO 6166(国際証券コード<ISIN>)の2021年改正版(外部サイトへのリンク)とともにご紹介します。
- (プレゼンター)
- ISO/TC 68国内委員会事務局長(日本銀行決済機構局企画役) 橋本 崇
- プレゼンテーション:
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- パネルディスカッション:
「デジタルトークン識別子(DTI: ISO 24165)が持つ可能性」 - (パネリスト)
- 三菱UFJ信託銀行株式会社 経営企画部 デジタル企画室 プロダクトマネジャー 齊藤 達哉 氏
- 株式会社BOOSTRY CEO 佐々木 俊典 氏
- 日本証券業協会 フィンテック、金融商品、国際規制担当 参事役(TC 68国内委員会委員) 深瀬 鋭一郎 氏
- 日本セキュリティトークン協会 代表理事 増田 剛 氏
- (モデレーター)
- ISO/TC 68国内委員会事務局長(日本銀行決済機構局企画役) 橋本 崇
- パネルディスカッション:
2.想定される聴講者
金融サービスに関わる企業等(金融業界、金融関連の産業界・研究機関、学識経験者、中央省庁等)に所属しておられる方を主な対象としております。
3.開催方法
本イベントはCisco Webexを利用した完全オンライン開催となります。
4.申し込み方法
申し込み締切は、10月28日(木)です。
10月28日(木)をもって応募は終了いたしました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
オンライン聴講の具体的な手順は、お申し込みいただいたメールアドレスへ11月上旬にご連絡します。なお、聴講お申し込み後のキャンセル手続きは不要ですので、お気軽にお申し込みください。
5.照会先
決済機構局
Tel : 03-3277-1483
E-mail : iso-tc68@boj.or.jp