2012年度銀行決算の概要
2013年7月5日
日本銀行金融機構局
訂正のお知らせ(2013年8月29日)
図表19および図表21に誤りがありましたので訂正いたします。現在、ホームページに掲載されている図表は訂正済みのものです。
要旨
2012年度の当期純利益は、高水準の債券売却益の計上や税金関連費用の減少等を受けて、大手行で前年比約3割、地域銀行で約1割の増益となった。
もっとも、銀行の主要な収益源である貸出および有価証券の資金利益をみると、利鞘の縮小を背景に国内業務部門の減益が続いている状況に変化はみられない。こうした中、大手行のコア業務純益は、手数料等の非資金利益の増加や国際業務部門の資金利益の増加から僅かに増益となった一方で、これらの利益のウェイトが低い地域銀行のコア業務純益は7年連続の減益となった。
不良債権処理に伴う信用コストは、大手行では前年からほぼ横ばいとなったほか、地域銀行でも、個別貸倒引当金純繰入の増加を受けて増加したものの、足許の倒産件数、金額が落ち着いていることを受けて引き続き低水準で推移している。
日本銀行から
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照会先
金融機構局金融システム調査課
E-mail : post.bsd1@boj.or.jp