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「短観でみた今回の景気調整局面の特徴」

情報関連セクターを中心とする景気調整

2001年 8月22日
中村康治
高田英樹

日本銀行から

経済点描は、景気動向や中期的な経済テーマ、あるいは経済指標・統計に関する理解を深めるための材料提供を目的として、日本銀行調査統計局が編集・発行しています。ただし、レポートで示された意見や解釈に当たる部分は、執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (rkt01j01.pdf 78KB) から入手できます。

要旨

 1999年4月をボトムとして回復を続けてきたわが国の景気は、IT関連という成長産業において、昨年秋以降、世界的な調整の動きが起こったことをきっかけに、調整局面に入った。

 今回の調整局面における特徴の1つは、景気の調整が、広い意味でのITセクターに集中していることにある。本稿では、6月短観の業況判断を材料に、こうした点を浮き彫りにしてみたい。