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企業間決済の高度化に向けた銀行界の取組み

「企業決済高度化研究会」の設立を受けて

2011年8月30日
決済機構局

要旨

近年の情報通信技術の発達により、資金決済インフラを通じて、企業が商流情報などの多様な情報を送ることができる環境が整いつつある。こうした環境を活用して、企業の商流情報と金融機関の決済情報の連携が実現できれば、企業の財務・経営管理事務は一層効率化・高度化するものと期待される。本年7月に銀行界が設立した「企業決済高度化研究会」では、これまでの銀行界における金融EDIの取組みをもとに、近年の外部環境の変化を踏まえ、企業間決済の高度化に向けた資金決済インフラの活用のあり方などを検討することとされている。その検討に当たっては、企業ニーズの的確な把握と、ニーズに応えていくための技術的・制度的な課題の整理が特に重要と考えられる。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。

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