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資金循環統計の改定値の公表について

2016年9月26日
日本銀行調査統計局

改定の概要

資金循環統計では、新たに入手した基礎資料や制度変更等を反映するため、遡及改定を年に1回実施しています。本年は9月に実施し、2005年1〜3月期以降の計数を改定しました。遡及改定値については、時系列統計データ検索サイトをご覧下さい。主な変更点は、以下のとおりです。

(1)国際収支関連統計の第6版化に伴う見直し

  • 新しい作成基準(IMF国際収支マニュアル第6版)に準拠した「国際収支関連統計」(財務省・日本銀行)の公表開始に伴い、新たに利用可能となった部門・取引項目別などの情報を活用すべく、大幅に推計方法を見直しました。この結果、対外証券投資を中心に、対外資産残高が、家計部門で上方改定された一方、民間非金融法人企業部門では下方改定されました。

(2)現金の部門別保有残高の見直し

  • 家計と民間非金融法人企業による現金の保有残高について、各種の統計調査や企業へのヒアリングから新たに得られた情報などを踏まえ、業種別の売上高対比でみた現金保有比率など、企業側の詳細なデータを活用する推計方法に見直しました。この結果、現金の保有残高が、家計部門で上方改定、民間非金融法人企業部門で下方改定されました。

照会先

調査統計局経済統計課金融統計グループ

Tel : 03-3279-1111(内線 3951)