質問日本銀行は、開業当初から現在の場所にあるのですか?
教えて!にちぎん
回答
開業(明治15年<1882年>10月10日)当初の店舗は、現在の中央区日本橋箱崎町にありました。当時の永代橋(現在より 100メートルほど上流に位置)のたもとにあった旧北海道開拓使物産売捌所を使用していました。
明治29年(1896年)4月に本店を現在の場所へ移転した後は、当初の店舗は主に集会所として利用していましたが、大正12年(1923年)に関東大震災で焼失しました。焼け残った建物は、設計者コンドルの業績を偲ぶ記念堂(東京市が帝都復興記念に指定)として浜町(はまちょう)公園の一角で生き続けましたが、昭和20年(1945年)に戦災で焼失し、公園も戦後改装されました。
なお、日本銀行は昭和57年(1982年)11月、創業百周年を記念し、上記開業地に記念碑を設立しました。
開業当時の店舗の概要
所在地 | 中央区日本橋箱崎町1番地(現在の地番) 東京市日本橋区北新堀町21番地(当時の地番) |
---|---|
敷地面積 | 約5,202平方メートル(1,574坪) |
設計者 | ジョサイア・コンドル(イギリス人、鹿鳴館の設計者として有名) |
構造 | レンガ造り2階建て |
着工時期 | 明治11年(1878年)6月 |
完工時期 | 明治14年(1881年)1月 |