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XBRLによる「決算状況表等」の報告開始について

2012年5月1日
日本銀行金融機構局

日本銀行金融機構局では、金融機関等から報告を受けている財務データの授受を効率的なものとするため、XBRL(注1)の活用を進めてきました。

  1. (注1)XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は、XMLをベースに財務情報伝達のために特化して開発された言語であり、個々のデータとその属性情報(タグ付情報)を同時に転送することができる。我が国では、金融庁のEDINETや東証のTDNet等でXBRLによるデータの授受が実用化されている。日本銀行でも、これまでに日計表、貸出約定平均金利、預金関係等の月次計表につき、XBRLによるデータの授受を実現。

今般、全銀の「決算状況表等」(注2)につき、所要のシステム面等の準備が整ったことから、2012年3月期分からXBRLによるデータの授受を開始します。

  1. (注2)金融庁が定める、決算状況表、中間決算状況表、連結決算状況表、中間連結決算状況表および有価証券残高、有価証券損益、金銭の信託残高、金銭の信託損益の各資料をいう。
  • (図・XBRLによるデータ授受イメージ)

金融機関等は、予め報告用データをExcel形式で準備し、日本銀行が提供するツールを用いてExcelデータをXBRLデータに変換します。その際、金融機関等は、XBRLの機能を利用してデータの正確性をチェックすることができるため、報告精度の向上につながります。

日本銀行では、XBRLの対象範囲を順次拡大してきていますが、今後につきましては、信金および外銀が提出する「決算状況表等」を2013年3月期分以降、XBRLによるデータの授受に移行していく予定です。

  • (日本銀行でのXBRL導入実績および今後の予定)

また日本銀行では、金融機関等の報告負担の軽減と報告精度の向上を図るための取り組みを、今後も継続して行っていきたいと考えています。

照会先

金融機構局金融データ課XBRLグループ

山田 直
Tel : 03-3277-1969

山田 慎
Tel : 03-3277-2017