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質問EMEAP(東アジア・オセアニア中央銀行役員会議)とは何ですか?

教えて!にちぎん

回答

EMEAP(エミアップ)とは、Executives' Meeting of East Asia-Pacific Central Banks(東アジア・オセアニア中央銀行役員会議)の略称です。1991年(平成3年)に日本銀行の提唱により、各国・地域の金融政策運営や中央銀行業務などについて自由に情報や意見を交換する場として発足したものです。

メンバーは、2022年(令和4年)10月末時点で、オーストラリア、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイの11か国・地域の中央銀行および通貨当局です。

現在、EMEAPでは、総裁会議が年1回開催されるほか、総裁代理者会合やワーキング・グループなどにおいて、域内のマクロ経済情勢、金融安定、決済システム、銀行監督制度・手法、金融為替市場動向、情報技術(IT)などに関する意見交換が行われています。加えて、EMEAPは、アジアの債券市場育成を目的としたアジア・ボンド・ファンド(ABF)の取り組みを2003年(平成15年)から開始しています。

なお、「EMEAP」という言葉は、もともとは役員会合を意味する用語でしたが、現在では、より一般的に11中央銀行・通貨当局の協力組織を表す言葉として使われるようになっています。

関連ページ

EMEAPに関する公表資料については、EMEAP(東アジア・オセアニア中央銀行役員会議)のページをご覧ください。

参考