このページの本文へ移動

質問外国為替市場とは何ですか?

教えて!にちぎん

回答

外国為替市場(単に「為替市場」ということもあります)とは、円やドルなどの異なる通貨を交換(売買)する場をいいます。

世の中には、異なる通貨の交換が必要となる様々な出来事があります。例えば、海外旅行に行く際に銀行で円を外貨に両替するケースがあるほか、輸入を行う会社が海外との代金決済のために円を対価に外貨を調達するとか、国内の投資家が外貨建て金融資産を売買する際に円と外貨を交換する、といったケースも挙げられます。こうした様々なニーズを満たすため、各国の通貨を交換(売買)する場として、外国為替市場があります。

もっとも、「市場」といっても、魚市場や野菜市場のように特定の場所や建物を指す訳ではなく、特定の枠組みの中で行われる取引全体を示す抽象的な概念であり、多くの取引は電話や電子機器を通じて行われています。

外国為替市場の取引は、(1)個人や企業が金融機関と行う取引(金融機関からみて「対顧客取引」と呼ばれます)と、(2)金融機関同士が直接または外為ブローカーを通じて行う取引(外国為替市場における「インターバンク取引」と呼ばれます)の2つに大きく分けることができます。

関連ページ

東京外国為替市場(日本時間の日中の時間帯に、東京を中心とした参加者により取引が行われる外国為替市場)の取引高等については、「外国為替市況(日次)」や「外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ」のページをご覧ください。

また、世界の主要外国為替市場の取引高等については、BIS(国際決済銀行)が3年ごとに公表しているサーベイ(Central Bank Survey of Foreign Exchange and Derivatives Market Activity)の結果を同行のホームページ(外部サイトへのリンク)でご覧ください。

「教えて!にちぎん」の中の関連質問