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次世代RTGSプロジェクトとは何ですか?
「次世代RTGSプロジェクト」とは、日本銀行が、わが国の大口資金決済システム全体の効率性と安全性を一段と向上させることを目的に、2011年(平成23年)11月までに実施したRTGS(即時グロス決済)に関するプロジェクトに付けられた呼称です。
次世代RTGSプロジェクトの柱は、(1)日本銀行当座預金のRTGSに流動性節約機能を導入すること、(2)民間決済システムを通じて時点ネット決済で処理されている大口資金取引(外為円決済取引、大口内為取引)について、流動性節約機能を備えた日本銀行金融ネットワークシステム(日銀ネット)上でRTGS処理できるようにすること、の2つでした。
このうち、(1)の流動性節約機能の導入と、(2)のうちの外為円決済取引のRTGS化については、第1期対応として、2008年(平成20年)10月に実現しました。また、(2)のうちの大口内為取引のRTGS化については、第2期対応として、2011年11月に実現しました。
流動性節約機能
流動性節約機能とは、日本銀行当座預金の決済において、各金融機関が決済のため準備しておくべき資金や担保の量を節約する機能です。具体的には、待ち行列機能と複数指図同時決済機能の組み合わせによって流動性を節約します。
従来であれば、各金融機関は日本銀行への支払指図を送信する際に、資金不足であると拒絶・返戻されてしまうことから、多くの資金・担保を用意しておく必要がありました。これに対し、流動性節約機能の下では、資金不足であっても即座に拒絶・返戻せず、日銀ネット内に設ける金融機関ごとの待ち行列に待機させておく(待ち行列機能)とともに、新規に送信された支払指図や、待ち行列機能により待機している支払指図のなかから、二者間または多者間で同時に決済できる組合せを探し出し、その都度、当該組合せにかかる複数の決済を同時に行う(複数指図同時決済機能)ことにより、流動性を節約します。
流動性節約機能の導入により、流動性の節約のほか、いわゆる「すくみ」(決済資金の調達コストを抑制しようとして、参加者間でお互いに相手からの資金振替を待つ結果、各参加者における未決済残高が積み上がる状態)が効果的に抑制されることで、決済の迅速化が促されています。
関連ページ
次世代RTGSプロジェクトに関する日本銀行の公表資料については、「次世代RTGS」ページをご覧ください。
