地域活性化ワークショップ 第2回「地域公共交通の持続可能性向上に向けた取組み」を開催
2021年4月5日
日本銀行金融機構局
金融高度化センター
金融高度化センターでは、標記テーマのワークショップをオンライン・ライブ配信で開催しました(参加者:約120先)。
金融機関を取り巻く環境が大きく変化する中、持続可能なビジネスモデルの再構築に向けての動きが加速しています。中でも、地域を基盤とする金融機関にとって、高齢化や人口減少を背景に大きな変革を迫られている地域経済の活性化は、経営基盤の強化に直結する重要な課題です。こうした分野における金融機関の先進的な取組事例の紹介や参加者との意見交換を通じて、地域経済の活性化のために地域金融機関が果たすべき役割について有益な視点を提供することを目的に、「地域活性化ワークショップ」を連続開催します。
地域活性化ワークショップの第2回目では、「地域公共交通の持続可能性向上に向けた取組み」を取り上げました。地方では、経営の悪化した交通事業者が多くみられ、補助金に依存したり、路線網を縮小したりする先も増えています。近年では、交通手段を維持できなくなった地域が増えているほか、交通需要の多い都市部でも、運転手不足から路線バスに減便の動きが拡がっています。この間、データ・マーケティング等を通じて経営を改善した交通事業者もみられるほか、ICTやAIを交通事業に活用したMaaS(Mobility as a Service)や自動運転の実証試験が開始され、交通事業者の経営改善に向けた効果が期待されるようになりました。地域公共交通は地域住民にとって不可欠な地域インフラであるため、地域公共交通の持続可能性向上に向けて地域金融機関がどのような役割を果たせるか、本ワークショップで議論しました。
ワークショップの模様については、以下をご参照ください。