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地域活性化ワークショップ 第3回「地域金融機関による地域商社の取組みと将来展望」を開催

2021年5月24日
日本銀行金融機構局
金融高度化センター

金融高度化センターでは、標記テーマのワークショップをオンライン・ライブ配信で開催しました(参加者:約280先)。

金融機関を取り巻く環境が大きく変化する中、持続可能なビジネスモデルの再構築に向けての動きが加速しています。中でも、地域を基盤とする金融機関にとって、高齢化や人口減少を背景に大きな変革を迫られている地域経済の活性化は、経営基盤の強化に直結する重要な課題です。こうした分野における金融機関の先進的な取組事例の紹介や参加者との意見交換を通じて、地域経済の活性化のために地域金融機関が果たすべき役割について有益な視点を提供することを目的に、「地域活性化ワークショップ」を連続開催します。

地域活性化ワークショップの第3回目では、「地域金融機関による地域商社の取組みと将来展望」を取り上げました。地域金融機関では、地域の優れた産品・サービスの販路の開拓などを目的に「地域商社」を設立する動きがみられていますが、こうした取組みを進める中で、人材の確保・育成、有効なブランディング・マーケティング戦略の構築など、収益の確保を図っていくうえでの課題も明らかになってきました。また、中長期的な課題として、「地域商社」を足掛かりとして、地域の様々なステークホルダーとの連携や、顧客・購買データの活用などを通じて、いかに地域経済の活性化につなげていくのか、という視点も重要です。加えて、商取引を中心とする従来型の「地域商社」の機能にとどまらず、出資等を通じて企業経営への関与度を高めるような広義の「地域商社」に発展させていくべきではないか、との意見も聞かれています。「地域商社」に先行して携わる地域金融機関や実務家の方々をお招きし、これらの課題や将来展望について、本ワークショップで議論しました。

ワークショップの模様については、以下をご参照ください。

ワークショップ当日のプレゼンテーション資料は、以下をご参照ください。

照会先

金融機構局金融高度化センター

Tel : 03-3277-1135
E-mail : caft@boj.or.jp