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金融高度化ワークショップ「貸倒引当金の現状と課題」を開催

2022年8月31日
日本銀行金融機構局
金融高度化センター

金融高度化センターでは、7月26日(火)に、取引先金融機関などを対象とし、標記ワークショップを、オンライン・ライブ配信で開催しました(参加金融機関等:約330行庫)。

近年、金融機関では、一般貸倒引当金の見直しを進める先が増えています。その背景には、信用コストが幾分増加したとはいえ、かつてに比べ低水準な中で、実績デフォルト率に基づく引当計上を継続した場合、先々の信用サイクル悪化局面での引当不足が意識されてきた事情等があります。それぞれの実情や問題意識に即し進められてきた引当方法の見直しは、2019年末に金融検査マニュアルが廃止されたことを契機に、一段と増加し、方法も多様化しています。また、最近では、新型コロナ感染症が長引く中での先行きの信用コスト増加への懸念などから、引当方法の見直しを検討する金融機関にも、更に拡がりがみられています。

以上のような状況を踏まえ、金融機関が取り組む引当金方法の見直しの参考に資することを念頭に、「貸倒引当金の現状と課題」とするワークショップを開催しました。本ワークショップでは、日本銀行・金融機構局からの導入報告に続き、貸倒引当方法について特徴ある見直しを進めた2つの金融機関から取組み事例の紹介に関するプレゼンテーションが行われました。その後、事務局が聞き手となり、金融庁や監査法人も交え、討議を行いました。当日のワークショップの模様や、各登壇者の報告資料は、以下をご覧ください。

(ワークショップの模様)

(資料)

照会先

金融機構局金融高度化センター

Tel : 03-3277-1135
E-mail : caft@boj.or.jp