高松で金融高度化セミナー「ガバナンス改革の実践」を開催
2019年2月22日
日本銀行金融機構局
金融高度化センター
日本銀行 金融機構局 金融高度化センターでは、2月14日(木)・15日(金)の両日、高松にて、独立取締役とサポート部門等を主な対象にした金融高度化セミナーを開催しました。
2月14日(木)の「ガバナンス改革の実践」では、わが国のガバナンス改革に関する論点を整理するとともに、グローバル水準のガバナンス改革を実現しはじめたフロント・ランナーの取組みを紹介しました。今回は、大手金融機関だけではなく、地域金融機関においても取組みがはじまったリスクアペタイト・フレームワーク(RAF)構築のポイントに焦点をあてて、実務家、有識者の方々と理論、実践の両面からパネル討議を行いました。
2月15日(金)の「リスク管理と内部監査―3線モデルの構築」では、金融機関のリスク管理、内部監査の基礎的事項を整理するとともに、取締役会が効果的な監督を行うためには、独立取締役、リスク管理部門、内部監査部門それぞれに何が求められているのかを説明しました。
セッションA
講演
- 金融機関のガバナンス改革―はじめに― [PDF 835KB]
- 金融機関のガバナンス改革―論点整理― [PDF 1,051KB]
- 金融機関のガバナンス改革―実践事例― [PDF 3,027KB]
日本銀行 金融機構局 金融高度化センター 企画役
碓井 茂樹
セッションB
講演
- 地域金融機関におけるリスクアペタイト・フレームワーク(RAF)構築と運用~海外金融機関事例からの示唆~ [PDF 1,294KB]
野村総合研究所 金融ITイノベーション事業本部 金融イノベーション研究部 上級研究員
川橋 仁美 氏 - リスクアペタイト・フレームワーク構築の取組み [PDF 1,825KB]
伊予銀行 リスク統括部長
広藤 久則 氏
パネル討議
パネリスト
川橋 仁美 氏(野村総合研究所 金融ITイノベーション事業本部 金融イノベーション研究部 上級研究員)
広藤 久則 氏(伊予銀行 リスク統括部長)
勝藤 史郎 氏(有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センター ディレクター)
モデレータ
碓井 茂樹(日本銀行 金融機構局 金融高度化センター 企画役)
講師・パネリストプロフィール
日本銀行 金融機構局 金融高度化センター 企画役
碓井 茂樹
1983年日本銀行入行。福岡支店、考査局を経て、2006年より現職。
野村総合研究所 金融ITイノベーション事業本部 金融イノベーション研究部 上級研究員
川橋 仁美 氏
銀行系シンクタンクを経て、2007年株式会社野村総合研究所入社。国内外の金融制度及び金融機関の経営動向に関する調査研究に従事。
伊予銀行 リスク統括部長
広藤 久則 氏
1990年伊予銀行入行。営業店、本部企画・営業推進部門を経て、2018年より現職。
有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センター ディレクター
勝藤 史郎 氏
大手金融機関でリスクアペタイト・フレームワークの構築に従事。その後、有限責任監査法人トーマツに入所。金融機関に対するリスク管理に係るアドバイザリー業務を提供。
参考資料1
参考資料2
- バーゼル銀行監督委員会「銀行のためのコーポレートガバナンス諸原則」(2015年7月) [PDF 409KB]
- 金融安定理事会「リスク文化に関する金融機関と監督当局の相互作用に関するガイダンス―リスク文化の評価の枠組み―」(2014年4月) [PDF 270KB]
- 金融安定理事会「実効的なリスクアペタイト・フレームワークの諸原則」(2013年11月)[PDF 214KB]
- バーゼル銀行監督委員会「銀行の内部監査機能」(2012年6月) [PDF 293KB]
参考資料3
照会先
金融機構局金融高度化センター
Tel : 03-3277-1135
E-mail : caft@boj.or.jp