このページの本文へ移動

金融市場調節方針の変更について

2003年 5月20日
日本銀行

  1. 日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、金融調節の主たる操作目標である日本銀行当座預金残高の目標値を、これまでの「22~27兆円程度」から「27~30兆円程度」に引き上げることを決定した(別添)。
  2. わが国の景気は、全体として横這いの動きを続けているが、欧米経済の回復力や東アジアでの新型肺炎の影響を巡る不確実性に加え、株価、為替相場の不安定な動きなど、先行き不透明感がこのところ強まっている。
  3. こうしたなか、今般、政府の金融危機対応会議において、りそな銀行に対する資本増強の必要性の認定が行われた。
    金融市場は、日本銀行による追加資金供給の下で、これまでのところ総じて落ち着いた地合いを維持している。しかしながら、景気の先行き不透明感が強い状況だけに、今後、金融市場において不安定性が高まるような事態になれば、実体経済活動にも悪影響が及ぶ可能性もあり、この点注意が必要である。
  4. 以上のような経済金融情勢に関する認識を踏まえ、日本銀行は、金融市場の安定確保に万全を期す趣旨を明確にするため、当座預金残高の目標値の引き上げを行うことが適当と判断した。

以上


(別添)

平成15年5月20日
日本銀行

当面の金融政策運営について

 日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(賛成多数)。

 日本銀行当座預金残高が27~30兆円程度となるよう金融市場調節を行う。

 なお、資金需要が急激に増大するなど金融市場が不安定化するおそれがある場合には、上記目標にかかわらず、一層潤沢な資金供給を行う。


(参考)

開催時間
5月19日(月)14:00~15:42
5月20日(火) 9:00~12:57
出席委員
議長 福井 俊彦 (総裁)
武藤 敏郎 (副総裁)
岩田 一政 (副総裁)
植田 和男 (審議委員)
田谷 禎三 (審議委員)
須田 美矢子(審議委員)
中原 眞  (審議委員)
春  英彦 (審議委員)
福間 年勝 (審議委員)

 上記のほか、

5月19日
津田廣喜 財務省大臣官房総括審議官(14:00~15:42)
小林勇造 内閣府審議官(14:00~15:42)
5月20日
谷口隆義 財務副大臣(9:00~12:21、12:26~12:57)
小林勇造 内閣府審議官(9:00~12:21、12:26~12:57)

が出席。

金融経済月報の公表日時
5月21日(水)14:00
議事要旨の公表日時
6月30日(月)14:00

以上