新しい日本銀行券の特徴
2024年7月3日に発行を開始した新しい日本銀行券に搭載されている偽造防止技術とユニバーサルデザインを紹介します。
- 偽造防止技術~4つの「分かる」~ [PDF 546KB]
- ユニバーサルデザイン~どなたにも分かりやすく~ [PDF 933KB]
- 生まれ変わる日本銀行券 新しい偽造防止技術とユニバーサルデザイン
パンフレット [PDF 1,561KB] 児童・生徒向け [PDF 2,571KB] - 改刷広報ポスター
改刷のお知らせ [PDF 1,468KB] 偽造防止技術の紹介 [PDF 1,480KB]
1.偽造防止技術
※五千円券および千円券にも同様の偽造防止技術を搭載しています。
(1)深凹版印刷
インキを高く盛り上げる印刷技術。触るとざらざらしています。
・額面数字
・識別マーク
(2)高精細すき入れ(すかし)
従来からの肖像のすかしに加え、背景に高精細なすき入れが入っています。
(3)すき入れバーパターン
縦棒状のすき入れ。券種毎に本数が異なっています。
(4)ホログラム
肖像が三次元に見えて回転する(銀行券への搭載は世界で初めて)ほか、肖像以外の図柄も見る角度によって変化します。
(5)潜像模様
傾けると、表面は額面数字、裏面は「NIPPON」の文字が浮び上がります。
(6)パールインキ
傾けると、左右両端にピンクの光沢が見えます。
(7)マイクロ文字
虫眼鏡などで見ると、コピー機では再現できないほど小さな「NIPPONGINKO」の文字が見えます。
(8)特殊発光インキ
紫外線をあてると、日本銀行総裁の印章や模様の一部が発光します。
2.ユニバーサルデザイン
(1)識別マーク
指で触って券種を識別できるマーク。2004年11月1日に発行を開始した日本銀行券よりも触った際に分かりやすい形(11本の斜線)に統一し、券種毎に位置を変えることで券種を識別しやすくしています。
(2)額面数字の大型化
表裏の額面数字(アラビア数字)を2004年11月1日に発行を開始した日本銀行券よりも大きくして、券種を識別しやすくしています。
(3)ホログラム・すき入れの形・配置
ホログラムとすき入れの形や配置を券種毎に変えることで、券種を識別しやすくしています。