「ISOパネル(第3回):金融のデジタル化時代における新しいガバナンスと標準化」の聴講者募集
2021年6月1日
日本銀行決済機構局
日本銀行決済機構局は、経済産業省日本産業標準調査会(JISC)の委託のもと、国際標準化機構(ISO)の金融サービス専門委員会(ISO/TC 68)の国内委員会事務局を担っています。その活動内容を金融サービスに関わる皆さまに広く知っていただくことを目的に、最近のトピックに関するパネルディスカッション「ISOパネル」を開催いたします。
「ISOパネル」第3回目は、金融のデジタル化時代における新しいガバナンスと標準化をテーマに取り上げます。社会全体のデジタル化が一段と進み、取引のボーダーレス化が進めば、多くの利害関係者(マルチステークホルダー)が双方向的に関与する新しいガバナンス体制に移行していくとの見方が近年示されています。その結果、関係者の合意に基づくボーダーレスなルールとして策定された国際標準の活用可能性がより一層高まるとみられています。本パネルでは、金融のデジタル化時代においてますます重要となる国際標準化活動への理解を通じ、民間主体でのルール形成に取り組むうえで求められるものは何かを明らかにしていきたいと考えています。
今回のパネルディスカッションでは、標準化の意義を整理した後、「Society5.0」の実現に向けたアジャイル・ガバナンスといった新たなガバナンス像にかかる議論の状況を経済産業省にご紹介いただきます。それを受け、金融サービスで分散化金融が登場している現状を整理した後、金融庁における分散型金融システムのガバナンスの課題についての取組みをご紹介いただきます。それらを踏まえ、「Society5.0」の実現に向けたガバナンスについて、金融サービスの国際標準化が果たす役割についてパネリストの皆さまと議論を行います。
国際標準化が今後どのような広がりをみせていくのかについてご興味のある方など、聴講を希望される方は、下記の要領に沿ってお気軽にご応募ください。
1.日時およびプログラム
日時
6月23日(水) 13:00-14:30(予定)
プログラム
- プレゼンテーション「金融サービスにおける標準化の意義」(仮題)
- 日本銀行決済機構局参事役 森 毅
- 参考資料:「決済システムレポート別冊『デジタル通貨に関連する情報技術の標準化』 」
- プレゼンテーション「なぜ標準はSociety5.0実現の鍵となるのか?アジャイル・ガバナンスにおけるソフトローの位置づけ」(仮題)
- 経済産業省商務情報政策局情報経済課 ガバナンス戦略国際調整官 羽深 宏樹 氏
- 参考資料:「『GOVERNANCE INNOVATION Ver.2: アジャイル・ガバナンスのデザインと実装に向けて』報告書(案) [PDF] 」(経済産業省Webサイトにリンク)
- 「『GOVERNANCE INNOVATION: Society5.0の実現に向けた法とアーキテクチャのリ・デザイン』報告書 [PDF] 」(経済産業省Webサイトにリンク)
- プレゼンテーション「分散型金融システムにおけるガバナンス -BGINを通じたマルチステークホルダー・アプローチの実践-」(仮題)
- 金融庁総合政策局フィンテック室 課長補佐/ジョージタウン大学シニアフェロー 牛田 遼介 氏
- 参考資料:「分散型金融システムのガバナンスの課題についての取組み [PDF] 」(金融庁Webサイトにリンク)
- パネルディスカッション「金融のデジタル化時代における新しいガバナンスと標準化」(仮題)
- (パネリスト)
- 経済産業省商務情報政策局情報経済課 ガバナンス戦略国際調整官 羽深 宏樹 氏
- 金融庁総合政策局フィンテック室 課長補佐/ジョージタウン大学シニアフェロー 牛田 遼介 氏
- 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士(TC 68国内委員会委員) 落合 孝文 氏
- (モデレーター)
- ISO/TC 68国内委員会事務局長(日本銀行決済機構局企画役) 橋本 崇
2.想定される聴講者
金融サービスに関わる企業等(金融業界、金融関連の産業界・研究機関、学識経験者、中央省庁等)に所属しておられる方を主な対象としております。
3.開催方法
本イベントはCisco Webexを利用した完全オンライン開催となります。
4.申し込み方法
申し込み締切は、6月20日(日)です。
6月20日(日)をもって応募は終了いたしました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
オンライン聴講の具体的な手順は、お申し込みいただいたメールアドレスへ6月21日(月)にご連絡します。なお、聴講お申し込み後のキャンセル手続きは不要ですので、お気軽にお申し込みください。
5.照会先
決済機構局
Tel : 03-3277-1483
E-mail : iso-tc68@boj.or.jp