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「ISOパネル(第5回):データ交換におけるインターオペラビリティ ―ISO 20022の可能性―」の聴講者募集

2022年2月1日
日本銀行決済機構局

日本銀行決済機構局は、経済産業省日本産業標準調査会(JISC)の委託のもと、国際標準化機構(ISO)の金融サービス専門委員会(ISO/TC 68)の国内委員会事務局を担っています。その活動内容を金融サービスに関わる皆さまに広く知っていただくことを目的に、最近のトピックに関するパネルディスカッション「ISOパネル」を開催いたします。

「ISOパネル」第5回目は、「データ交換におけるインターオペラビリティ ―ISO 20022の可能性―」をテーマに取り上げます。

ISO 20022は、資金決済、証券決済、デリバティブ取引など、金融サービス分野全般のインターオペラビリティ(相互運用性)を図るための国際標準です。これまで幅広い金融取引のフォーマット標準として採用されてきました。近年では、分散型台帳技術などを活用した金融サービスを提供する企業がこのISO 20022にかかる枠組みでの標準化議論に参画するなど、世界の金融取引においてデータ交換の相互運用性を図る重要な基盤としての地位を確立しつつあります。

もっとも、現代のようにビジネス環境の変化が著しく、幅広いステークホルダーが関与するデジタル時代の金融サービスの視点からみると、今後、相互運用性を一段と高めていくうえでISO 20022の標準化の枠組みにも改善すべき課題があるかもしれません。

この間、製造業の分野では、近年、デジタルツインの時代を展望して、製品特性を多角的にデータ化し、それを仮想空間で共有・利活用しやすくするために、データの品質を高め、広範な相互運用性を目指す取り組みが進んでいます。

本パネルディスカッションでは、こうした製造業の広範な相互運用性向上に向けた取り組みを参考に、金融サービス分野の相互運用性を図るための標準化のあり方を考えたいと思います。また、ISO 20022を中心として金融サービス分野の標準化の課題を掘り下げ、今後の可能性について議論を深めたいと考えています。

金融サービスに関わらず幅広い観点から、データ活用のためのデータ連携基盤のあり方やデータ品質確保についてご興味のある方に聴講いただければと思います。聴講をご希望の方は、下記の要領に沿ってお気軽にご応募ください。

1.日時およびプログラム

日時

2月24日(木) 15:00-16:30

プログラム

プレゼンテーション

「デジタル時代の金融サービスにおける相互運用性と標準化」

(プレゼンター)
日本銀行決済機構局 参事役 森 毅

パネルディスカッション

「データ交換の相互運用性確保と金融サービスにおけるISO 20022の可能性」

(パネリスト)
三菱重工業株式会社 ICTソリューション本部 CIS部制御1グループ 主席技師/(一財)エンジニアリング協会 国際標準部会長(ISO/TC 184/SC 4/WG 3,22,13,AHG 2,JWG 24国内委員会) 苑田 義明 様
JPモルガン・チェース銀行 マネジング ディレクター、インダストリー・イシューズ/ISO 20022 登録管理グループ(RMG) コンビーナー 田貝 征之 様
日本銀行決済機構局 参事役 森 毅
(モデレーター)
ISO/TC 68国内委員会事務局長(日本銀行決済機構局企画役) 橋本 崇

2.想定される聴講者

金融サービスに関わる企業やそれを利用する企業等(金融業界、産業界、研究機関、学識経験者、中央省庁等)に所属しておられる方を主な対象としております。

3.開催方法

本イベントはCisco Webexを利用した完全オンライン開催となります。

4.申し込み方法

申し込み締切は、2月20日(日)です。

2月20日(日)をもって応募は終了いたしました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。

オンライン聴講の具体的な手順は、お申し込みいただいたメールアドレスへ2月中旬にご連絡します。なお、聴講お申し込み後のキャンセル手続きは不要ですので、お気軽にお申し込みください。

5.照会先

決済機構局

Tel : 03-3277-1483
E-mail : iso-tc68@boj.or.jp