2023年度の銀行・信用金庫決算
2024年7月26日
日本銀行金融機構局
要旨
2023年度の銀行・信用金庫決算の特徴は、次の3点である。
第一に、当期純利益は、大手行(グループ連結)、地域銀行、信用金庫ともに増益となった。いずれの業態でも、コア業務純益(除く投信解約損益)が増益となるもとで、有価証券関係損益の改善が増益要因となった。
第二に、基礎的収益力を示すコア業務純益(除く投信解約損益)は、いずれの業態でも増益となった。大手行では非資金利益の増加が、地域銀行、信用金庫では資金利益の増加が、主な増益要因となった。
第三に、金融機関の自己資本比率は、国内基準行では概ね横ばい、自己資本に有価証券評価損益が含まれる国際統一基準行では上昇となり、いずれの業態でも、規制水準を十分に上回っている。
日本銀行から
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照会先
金融機構局金融第1課、金融第2課
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