英国におけるPFIの導入と活用について(資料)
1999年 2月25日
渡辺隆之※1
日本銀行から
本論文中で示された内容や意見は筆者個人に属するもので、日本銀行の公式見解を示すものではない。
- ※1日本銀行国際局国際調査課(E-mail:takayuki.watanabe@boj.or.jp)
以下には、(はじめに)および(目次)を掲載しています。
全文(本文、図表)[PDF 73KB]
なお、本稿は日本銀行調査月報2月号にも掲載しています。
はじめに
PFI(Private Finance Initiative)とは、公共事業に市場メカニズムを導入する手法である。すなわち、従来、一般財政で行なってきた社会資本整備についても、コスト・ベネフィット分析を導入し、効率性を追求することに大きな特徴がある。また、社会資本整備に伴う様々なリスクを、官民で配分しあう点も特徴である。本資料では、英国におけるPFIの導入に至る沿革及び事業スキームの概要を紹介する。
目次
- はじめに
- 1. PFI導入に至る沿革
- 2. PFIのスキーム概要
- (1)PFI(PPP)の基本理念(フィロソフィー)
- (2)PFIの推進主体
- (3)事業の効率性の考え方
- (4)具体的手順
- (5)PFI事業の具体例
- (6)個別事業の業績評価
- おわりに
- BOX1:VFM(Value for Money)の考え方
- BOX2:ベイツ報告(The Bates Review of PFI)の概要
- BOX3:PFIの事業類型と具体例