このページの本文へ移動

消費活動指数の一部変更と計数の遡及改定について

2020年6月5日
日本銀行調査統計局

消費活動指数について、以下のように一部変更を行いました。これに伴い、計数が遡及改定されておりますのでお知らせします。

(1)第3次産業活動指数の基準改定および商業動態統計の改正を踏まえた変更

2020年4月に実施された第3次産業活動指数の基準改定および商業動態統計の改正を踏まえ、公表されているリンク係数を用いて消費活動指数の過去の系列を遡及改定しました。この際、廃止・統合された系列については、利用可能な類似の指標を用いて接続しています。また、「家電」については、商業動態統計が公表している「水準の調整」を用いて遡及改定しました。

(2)「たばこ」の基礎統計の変更

これまで消費活動指数の基礎統計として利用していた日本たばこ協会の月次販売実績の公表が、2020年3月分をもって終了したため、今後は鉱工業出荷指数の非耐久消費財(教養・娯楽用)からたばこ以外の公表値(プラスチックモデル、シャープペンシル、ボールペン、マーキングペン)を控除して算出した系列を基礎統計として、消費活動指数を作成します。

(3)補外推計方法の変更

消費活動指数では、基礎統計の公表時期が異なるため、従来、基礎統計が未公表の指数作成にあたっては、当該指標の過去3か月の前年比の平均値を用いて、補外推計を行っていました。今般、経済変動をタイムリーに捕捉する観点から、(1)推計時点で業界統計・業界大手企業のデータ等が利用可能な指数(「航空旅客」「鉄道旅客」等)については、これらを用いて最新月の補外推計を行うほか、(2)業界統計等が利用困難な場合には、当該指標の前月の前年比を用いて補外推計を行います。

(4)季節調整替えの実施

消費活動指数では、毎年定例的に季節調整替えを行うこととしており、今般季節調整替えを実施しました。最新の季節調整の詳細は、季節調整スペック  [PDF 37KB]をご覧ください。

照会先

調査統計局経済調査課景気動向グループ

Tel : 03-3279-1111(内線 3829)