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国債市場の情報整備

オペ対象先との意見交換会での議論の概要

2000年11月27日
金融市場課
市場企画グループ

日本銀行から

マーケット・レビューは、金融市場に関する理解を深めるための材料提供を目的として、日本銀行金融市場局が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問は、日本銀行金融市場局 清水までお寄せ下さい。

以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (kmr00j02.pdf 42KB) から入手できます。

要旨

 日本銀行金融市場局では、2000年5月から8月にかけて3回に亘り開催したオペ対象先金融機関との意見交換会において、国債市場に関する情報整備について検討を行った。会合では、レポ市場(現金担保付債券貸借市場)におけるレートおよび取引高情報、国債市場における銘柄別の市場流通量情報に関し、市場関係者および日本銀行が協力して整備拡充を進めることが必要との意見が示された。同時に、制度・慣行面で見直しや整備を図るべき課題が多数あるとの指摘がなされた。この中で、フェイル(予定された決済日に債券の受渡が行われないこと)慣行の定着を促すインフラの一つとして、日本銀行が行うフェイルの発生状況に関する統計整備について市場関係者の要望が確認された。