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ヘッジファンドのパフォーマンス特性

〜リスク・リターンの背景〜

2006年 2月24日
三浦知宏
鉄田義紀
清水季子

要旨

近年の為替や株式市場等のボラティリティの低下や歴史的な低金利水準を背景に、わが国投資家によるヘッジファンドや投資信託への投資が拡大している。ヘッジファンド・投資信託とも、投資家が一定の手数料を支払い、運用を外部に委託するものである。ヘッジファンドは投資信託(公募)と比較して、一般に開示されている情報が少なく、リスク特性が分かりにくいといわれる。一方で、投資家はヘッジファンド投資によって、ベンチマークの動向に左右されないリターンを求めることができる。ヘッジファンド投資のこうした特徴は、自由度の高い運用環境により実現されるが、流動性制約や清算リスクなど投資信託にはないリスクを投資家が負担している点で、リターンとリスクはトレード・オフの関係にあるといえる。2000年以降、ヘッジファンドがベンチマークの動向に左右されずにプラスのリターンを確保した背景には、“絶対収益”を目指す運用哲学や運用制約の低さなどが影響したと考えられる。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するものです。
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