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フェイル慣行の意義・役割と米国の取組み事例を中心に
2009年10月2日
金融市場局
わが国では、リーマン・ブラザーズ証券破綻後のレポ市場の混乱を受けて、市場関係者の間でフェイル慣行定着に向けた問題意識が一段と高まった。米国でも低金利環境におけるフェイル多発の抑制策としてフェイルチャージ慣行が導入されるなど、様々な対策が検討され、既に幾つかの施策が実施されている。わが国でフェイル慣行を定着させるためには、同慣行の意義や役割を踏まえ、幅広い市場参加者の間でフェイルへの対応のあり方についてコンセンサスを形成し、これを実現するための制度的枠組みや個社体制の整備を図っていくことが重要である。今般、日本証券業協会が設置したワーキング・グループの検討がこうした市場横断的な成果に結実していくことが望まれる。
日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。
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