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リスク・リバーサルからみた為替変動へのリスク認識

2012年8月17日
金融市場局 加藤晴子、福永一郎、山田健*

  • 現国際局

要旨

リスク・リバーサルは、通貨オプション取引の一種に基づいた指標で、先行きの為替相場の急激な変動に対する市場参加者のリスク認識が、どちらの方向にどれほど偏っているかを表すものとして知られている。ドル/円のリスク・リバーサルは、これまで円高ドル安方向への急激な相場変動が比較的多かったことや、日米間の金利差、日本の貿易黒字などを背景に、ドル・プット超(円高ドル安方向へのリスク認識の偏り)で推移することが多かった。しかし、2011年の夏場からドル・プット超幅は縮小を続け、2012年に入ってからはドル・コール超(円安ドル高方向への偏り)で推移することも多くなっている。リスク・リバーサルは、必ずしも先行きの為替変動自体を予測するための指標ではないが、市場参加者のリスク認識を通じて為替変動の背景を探るうえでは、参考になる指標の一つと考えられる。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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