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外国為替市場における取引の高速化・自動化

:市場構造の変化と新たな論点

2013年1月18日
金融市場局 古賀麻衣子*、竹内淳*

  • 現国際局

要旨

グローバルな外国為替取引高は、取引手法や取引構図の変化をともなって、急速に拡大している。コンピュータ・プログラムを利用した自動的な為替取引が増加するとともに、銀行などによって提供された電子トレーディング・システムを通じて、顧客がインターバンク市場に直接参加する取引が増加し、市場構造も顕著に変化している。また、高速かつ高頻度なアルゴリズム取引(コンピュータのプログラムが自動的に為替の売買を行う取引)の増加は、為替市場に流動性を提供し、裁定取引を活発化させ、効率的な価格の実現を促している一方、それらが提供する流動性の質については、いくつかの問題点が指摘されている。今後、為替市場の安定性や健全な市場機能の維持・向上のためには、新たな市場参加者の取引行動を踏まえた行動規範の必要性などについて、国内外で一層議論を深めていく必要がある。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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