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フィリップス曲線と日本銀行


2020年4月30日
金融研究所 原尚子、小池良司、関根敏隆

要旨

現在、インフレ動向を分析、予測する際に欠かせない存在となっているフィリップス曲線が、日本銀行に導入されて半世紀近くの月日が経つ。それ以前、以後で、日本銀行の考える物価決定メカニズムはどのような変遷を遂げたのか。本稿では、日本銀行の歴史を紐解いて、(1)需給ギャップとインフレ予想を中心に物価の基調判断を行うという発想法はフィリップス曲線導入前からあったこと、ただ、(2)数多くのスタッフの試行錯誤の結果、現在標準的に用いられているフィリップス曲線の定式化に至ったのはそれほど過去のものではないこと、を明らかにする。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。
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