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近年の資本フローを巡る議論―日本とアジアへの資金流入動向と今後の課題―


2020年7月8日
金融市場局 鷲見和昭

要旨

国際的な資本取引は、国境を越えた効率的な資源配分によって、経済厚生を改善させるメリットがある一方、急激な資本流出によって経済の不安定化に繋がるデメリットがあるとされる。もっとも、実証分析において、分析の対象とする国や取引によって結果は区々であり、資本取引の内訳や内容によって違いがみられる点が改めて注目されている。本稿では、近年の資本フローを巡る議論を紹介し、日本を含むアジアへの資金流入動向を整理する。日本を含むアジアへの資本フローをみると、中長期的には、日本は対内直接投資の呼び込みと波及効果の実現が経済成長にとって引き続き課題となっている一方、アジア新興国では金融資本市場の育成とともに、対内証券投資の過度な変動による影響の抑制が重要となっている。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。
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