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次世代のデジタル社会における国際標準ISO 20022の役割

2021年8月27日
日本銀行決済機構局(ISO/TC 68国内委員会事務局)橋本崇

要旨

次世代のデジタル社会として提唱されている「Society 5.0」の実現において重要となる産業横断的なデータ連携基盤を整備するためには、多様なシステム間での相互運用性(インターオペラビリティ)の向上を図ることが鍵となる。金融サービス分野で世界的に導入が進むISO 20022は、こうした相互運用性の向上を効果的に進めることができる電文フォーマットの国際標準である。

本稿では、初めにISO 20022の3つの特徴を紹介したうえで、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)の高度な融合という「Society 5.0」が目指すデータ駆動型社会の具体的な事例を挙げながら、ISO 20022が産業横断的なデータ連携において果たし得る役割について考えてみる。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。

本稿は、2020年12月3日に開催した「ISOパネル(第2回):金融サービスの通信メッセージ標準(ISO 20022)が展望する将来」での議論をもとに執筆者が敷衍したものです。本稿で示された意見は執筆者に属し、日本銀行あるいはISOパネル(第2回)のパネリストの見解を示すものではありません。

本稿の内容やISO/TC 68(国際標準化機構の金融サービスに関する専門委員会)国内委員会に関するご質問等に関しましては、ISO/TC 68国内委員会事務局を務めている日本銀行決済機構局決済システム課情報技術標準化グループ (代表03-3279-1111、メール:iso-tc68@boj.or.jp)までお知らせ下さい。