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技術進歩を上回る高学歴化

2014年3月13日
川口大司*1
森悠子*2

全文掲載は、英語のみとなっております。

要旨

本稿は大卒高卒間賃金格差の決定要因としての大卒供給の重要性を日米比較を通じて分析した。日本の高卒大卒間賃金格差は1986年から2008年にかけて0.35ログポイントから0.34ログポイントへとほとんど変化しなかったものの、米国では同期間0.43ログポイントから0.65ログポイントまで拡大した。本稿の分析によると日米の違いのおよそ1/3は大卒供給の伸びの違いによって説明される。シミュレーションの結果によると、仮に米国の大卒供給の伸びが日本と同じであったならば、大卒高卒賃金格差の伸びは現実の0.23ログポイントよりも小さい0.15ログポイントにとどまっていた。戦後の日米の出生数のトレンドの違いが大卒供給の伸びの違いの大部分を説明する。

  1. *1一橋大学 E-mail : kawaguch@econ.hit-u.ac.jp
  2. *2日本学術振興会 E-mail : k121012z@r.hit-u.ac.jp

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