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BIS国際資金取引統計および国際与信統計の日本分集計結果(2024年3月末)について

2024年6月19日
日本銀行金融市場局

日本銀行では、このほど、「BIS国際資金取引統計および国際与信統計の日本分集計結果(2024年3月末時点)」を公表した。当該期の特徴は概略以下の通りである。

1.BIS国際資金取引統計

(1)本邦所在銀行

2024年3月末の本邦所在銀行のネット対外債権残高は、3兆1,355億ドル(前期差+867億ドル)となった。うち、グロス対外債権は4兆7,230億ドル(前期差+1,331億ドル)、グロス対外債務は1兆5,875億ドル(前期差+464億ドル)となった。

グロス対外債権を地域別にみると、先進国(欧州)向けが1兆1,854億ドル、先進国(米国等)向けが2兆1,828億ドル、オフショア向けが1兆291億ドル、発展途上国向けが3,062億ドルであった。

グロス対外債務では、先進国(欧州)向けが6,724億ドル、先進国(米国等)向けが5,440億ドル、オフショア向けが2,098億ドル、発展途上国向けが1,233億ドルであった。

(2)邦銀(除く信託銀行)

2024年3月末の邦銀(除く信託銀行)のネット対外債権残高は、8,643億ドル(前期差-55億ドル)となった。うち、グロス対外債権は1兆8,778億ドル(前期差-436億ドル)、グロス対外債務は1兆135億ドル(前期差-381億ドル)となった。

2.BIS国際与信統計

(1)邦銀

2024年3月末の邦銀の国際与信残高(最終リスクベース)は、5兆1,362億ドル(前期差+928億ドル)となった。うち、先進国(欧州)向けが1兆915億ドル、先進国(米国等)向けが2兆6,516億ドル、オフショア向けが8,159億ドル、発展途上国向けが5,587億ドルであった。

(2)邦銀(除く信託銀行)

2024年3月末の邦銀(除く信託銀行)の国際与信残高(最終リスクベース)は、2兆4,261億ドル(前期差-508億ドル)となった。