BIS国際資金取引統計および国際与信統計の日本分集計結果(2024年12月末)について
2025年3月25日
日本銀行金融市場局
日本銀行では、このほど、「BIS国際資金取引統計および国際与信統計の日本分集計結果(2024年12月末時点)」を公表した。当該期の特徴は概略以下の通りである。
1.BIS国際資金取引統計
(1)本邦所在銀行
2024年12月末の本邦所在銀行のネット対外債権残高は、3兆1,064億ドル(前期差-550億ドル)となった。うち、グロス対外債権は4兆7,131億ドル(前期差-833億ドル)、グロス対外債務は1兆6,067億ドル(前期差-283億ドル)となった。
グロス対外債権を地域別にみると、先進国(欧州)向けが1兆1,475億ドル、先進国(米国等)向けが2兆2,662億ドル、オフショア向けが9,805億ドル、発展途上国向けが3,045億ドルであった。
グロス対外債務では、先進国(欧州)向けが6,006億ドル、先進国(米国等)向けが6,634億ドル、オフショア向けが1,996億ドル、発展途上国向けが1,065億ドルであった。
(2)邦銀(除く信託銀行)
2024年12月末の邦銀(除く信託銀行)のネット対外債権残高は、8,777億ドル(前期差-155億ドル)となった。うち、グロス対外債権は1兆9,137億ドル(前期差+155億ドル)、グロス対外債務は1兆360億ドル(前期差+310億ドル)となった。
2.BIS国際与信統計
(1)邦銀
2024年12月末の邦銀の国際与信残高(最終リスクベース)は、5兆1,334億ドル(前期差-1,367億ドル)となった。うち、先進国(欧州)向けが1兆139億ドル、先進国(米国等)向けが2兆7,389億ドル、オフショア向けが7,930億ドル、発展途上国向けが5,735億ドルであった。
(2)邦銀(除く信託銀行)
2024年12月末の邦銀(除く信託銀行)の国際与信残高(最終リスクベース)は、2兆4,718億ドル(前期差-284億ドル)となった。