「証拠金慣行の見直し」のフォローアップ作業に係る最終報告書の公表について
2024年12月17日
(2025年1月22日更新)
日本銀行
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)、BIS決済・市場インフラ委員会(CPMI)、証券監督者国際機構(IOSCO)及び金融安定理事会(FSB)は、2022年9月に公表された報告書「証拠金慣行の見直し」(原題:Review of margining practices)で特定された政策検討分野について、追加分析等のフォローアップ作業を行ってきました。
それぞれの政策検討分野に関連する国際会議体(BCBS-CPMI-IOSCO、BCBS-IOSCO、CPMI-IOSCO、FSB)が、4つの最終報告書をとりまとめて順次公表しました。各最終報告書は、2024年1月から4月にかけて、関連する国際会議体が公表した一連の市中協議文書に寄せられた意見を踏まえて最終化された報告書です。
政策検討分野と関連する国際会議体、および最終化された報告書は以下をご参照ください。
「証拠金慣行の見直し」の政策検討分野 | 関連する国際会議体 | |
---|---|---|
・中央清算市場における透明性の向上 | BCBS-CPMI-IOSCO | |
・中央清算市場における当初証拠金モデルの市場ストレスに対する反応性評価 | BCBS-CPMI-IOSCO |
|
・変動証拠金プロセスの合理化 | 中央清算市場 | CPMI-IOSCO |
・変動証拠金プロセスの合理化 |
中央清算されない市場 | BCBS-IOSCO |
・中央清算されない市場における当初証拠金モデルの市場ストレスに対する反応性評価 | BCBS-IOSCO |
|
・市場参加者の流動性に関する準備態勢および流動性に関する開示の強化 | FSB | |
・規制報告上のデータギャップの特定 | FSB |
1.バーゼル銀行監督委員会、BIS決済・市場インフラ委員会及び証券監督者国際機構による「中央清算市場における当初証拠金の透明性及び反応性」の公表について(注1)
- (注1)2025年1月22日に追加掲載しました。
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)、BIS決済・市場インフラ委員会(CPMI)及び証券監督者国際機構(IOSCO)は、2025年1月15日、「中央清算市場における当初証拠金の透明性及び反応性」(原題:Transparency and responsiveness of initial margin in centrally cleared markets - review and policy proposals)と題する最終報告書を公表しました。
また、BCBS、CPMI及びIOSCOは、「市中協議に寄せられた意見及び政策提言の更新に関する概要」(原題:BCBS-CPMI-IOSCO Transparency and responsiveness of initial margin - consultation feedback and updated proposals)も併せて公表しました。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
- プレス・リリース(原文)<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>
- 「中央清算市場における当初証拠金の透明性及び反応性」(原文 [PDF] )<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>
- 「市中協議に寄せられた意見及び政策提言の更新に関する概要」(原文 [PDF] )<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>
2.バーゼル銀行監督委員会及び証券監督者国際機構による「中央清算されない市場における変動証拠金プロセスの合理化及び当初証拠金モデルの反応性」の公表について(注2)
- (注2)2025年1月22日に追加掲載しました。
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)及び証券監督者国際機構(IOSCO)は、2025年1月15日、「中央清算されない市場における変動証拠金プロセスの合理化及び当初証拠金モデルの反応性」(原題:Streamlining variation margin processes and initial margin responsiveness of margin models in non-centrally cleared markets)と題する最終報告書を公表しました。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
- プレス・リリース(原文)<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>
- 「中央清算されない市場における変動証拠金プロセスの合理化及び当初証拠金モデルの反応性」(原文 [PDF] )<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>
3.BIS決済・市場インフラ委員会及び証券監督者国際機構による「中央清算市場における変動証拠金の合理化」の公表について(注3)
- (注3)2025年1月22日に追加掲載しました。
BIS決済・市場インフラ委員会(CPMI)及び証券監督者国際機構(IOSCO)は、2025年1月15日、「中央清算市場における変動証拠金の合理化―実効的な実務慣行の例」(原題:Streamlining variation margin in centrally cleared markets – examples of effective practices)と題する最終報告書を公表しました。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
- プレス・リリース(原文)<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>
- 「中央清算市場における変動証拠金の合理化」(原文 [PDF] )<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>
4.金融安定理事会による「証拠金及び担保請求に対する流動性の備え」の公表について
金融安定理事会(FSB)は、2024年12月10日、「証拠金及び担保請求に対する流動性の備え」(原題:Liquidity Preparedness for Margin and Collateral Calls)と題する最終報告書を公表しました。
また、FSBは、「市中協議に寄せられた意見の概要」(原題:Liquidity Preparedness for Margin and Collateral Calls - Overview of responses to the consultation)も併せて公表しました。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
- プレス・リリース(原文)<金融安定理事会ウェブサイトにリンク>
- 「証拠金及び担保請求に対する流動性の備え」(原文 [PDF] )<金融安定理事会ウェブサイトにリンク>
- 「市中協議に寄せられた意見の概要」(原文 [PDF] )<金融安定理事会ウェブサイトにリンク>