ISO/TC68国内委員会(2018年6月13日開催分)の議事録
2018年9月28日
ISO/TC68国内委員会
概要
国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)は、国際標準化活動を行うために1947年に設立された非政府組織(本部:スイス・ジュネーブ)である。ISOの加盟資格を認められているのは、1国1機関で、本邦からは経済産業省に設置されている審議会である日本工業標準調査会(JISC)が1952年に加盟している。
ISOの標準化担当分野は多岐にわたり、分野ごとに専門委員会(Technical Committee:TC)が設置されており、金融情報技術の国際標準化は、その1つである金融サービス専門委員会(TC68)において行われている。TC68の下には3つの分科委員会(Sub-Committee:SC)が設置されている(SC2、SC8、SC9)。また、ISO 20022(金融通信メッセージの国際規格)では、登録機関(Registration Authority:RA)や各評価グループ(Standards Evaluation Group:SEG)等を束ねる組織として登録管理グループ(Registration Management Group:RMG)が設置されている。
日本銀行金融研究所(現決済機構局)はTC68の国内審議団体の事務局 を担当している。本稿は2018年6月13日に開催した国内委員会の議事録である。
討議内容
- 最近のISO/TC68の動き ―― 主に2018年4月のTC68総会:チューリッヒ会合
の模様を中心に
- (1)APIに関する議論
- (2)Banking Products or Services (BPoS)
- (3)IDに関する議論
- (4)セマンティックモデル
- (5)カード・リテールバンキング関係
- (6)PKI(Public Key Infrastructure)
- (7)暗号アルゴリズムに関する議論
- (8)デジタル通貨・通貨コードに関する議論
- (9)FinTech TAG
- (10)ISO 20022 RMGの組織運営等に関する議論
- (11)ISOディレクティブ改定
- (12)その他
- 前回議事録の確認および2017年度活動報告書の承認等
- リエゾン報告
- (1)ISO/TC307(ブロックチェーンと電子分散台帳技術に係る専門委員会)
- (2)ISO/IEC/JTC1/SC17(カード及び個人識別用セキュリティデバイス)
- (3)ISO/IEC/JTC1/SC37(Biometrics)
- その他(Sustainable Financeに関する新規TC設置提案について)
- 次回のISO/TC68国内委員会
日本銀行から
本議事録に対するご意見・ご質問や、掲載ファイルに関するお問い合わせは、日本銀行金融研究所(現決済機構局)(E-mail:iso-tc68@boj.or.jp)までお寄せ下さい。