決済と決済システムを理解するためのキーポイント《基礎編》テーマ3.決済の方法
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- 「振替指図」、「ネッティング」(オブリゲーション・ネッティング)
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おさつやコインを使う場合
おかねを使って決済する方法のうち、おさつやコインを使う場合は、相手に渡せばよいだけなので簡単です。
預金を使う場合
おかねのうち、預金を使って決済する場合は、その旨を銀行に指図(さしず)する必要があります。
預金者は、「振替の指示」や「振込」により直接的に、あるいは、小切手・手形の振出し、クレジットカードやデビットカードなどを利用する結果、間接的に銀行に指図を行います。
オブリゲーション・ネッティング
「決済とは、おかねをやりとりして債権・債務を解消すること」ですが、実は、おかねを使わないで決済をする方法もあります。ネッティング――中でも、オブリゲーション・ネッティング――という方法です(ネッティングについては、こちら をご参照下さい)。オブリゲーション・ネッティングは、決済日や通貨などを同じくする複数の債権・債務(大もとの債権・債務)を解消し、それらの差額に相当する新たな1つの債権・債務に置き換える方法です。