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質問日本銀行の経済・物価情勢に関する判断や見通しは、何を見れば分かりますか?

教えて!にちぎん

回答

日本銀行では、毎回の金融政策決定会合の後に公表している公表文において、金融経済情勢に関する基本的見解を示しています。

また、年4回(通常1月、4月、7月、10月)、「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」を公表し、その中で、経済・物価情勢の現状・見通しや上振れ・下振れ要因を詳しく点検し、その下での金融政策運営の考え方を整理しています。また、「展望レポート」では、政策委員による実質GDPおよび消費者物価指数(除く生鮮食品)の大勢見通し、ならびに、各政策委員の実質GDPおよび消費者物価指数(除く生鮮食品)の見通しとリスクバランスの認識を示した「政策委員の経済・物価見通しとリスク評価」も公表しています。

2つの「柱」に基づく経済・物価情勢の点検

日本銀行は、「物価安定の目標」のもとで、次の2つの「柱」により経済・物価情勢を点検したうえで、金融政策を運営します。

第1の柱では、先行き2年程度の経済・物価情勢について、最も蓋然性が高いと判断される見通しが、物価安定のもとでの持続的な成長の経路をたどっているかという観点から点検します。

第2の柱では、より長期的な視点を踏まえつつ、物価安定のもとでの持続的な経済成長を実現するとの観点から、金融政策運営に当たって重視すべき様々なリスクを点検します。とくに、発生の確率は必ずしも大きくないものの、発生した場合には経済・物価に大きな影響を与える可能性があるリスク要因として、金融面の不均衡について点検します。

以上の2つの「柱」に基づく点検を踏まえたうえで、当面の金融政策運営の考え方を整理し、展望レポート(経済・物価情勢の展望)等を通じて、定期的に公表します。

より詳細な内容は、金融政策運営の枠組みのもとでの「物価安定の目標」について(2013年1月22日公表)をご覧ください。

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